去勢避妊手術についての個人的な考え
犬をたくさん飼育してきた立場から去勢避妊手術の個人的な考えを。
個人的には去勢避妊手術に関しては「するべき」だと思っています。
散歩中未避妊未去勢のコが(感覚的にですが)3割程度存在しているので、望まない繁殖を防ぐためです。もちろん気をつけていれば望まない繁殖は避けることが出来ますが、3割いると結構大変かと。
オスの去勢時期は飼い主さん次第だと思いますが、うちのチビはマーキング癖が付く前にと思っていたのですが術前検査で心電図異常が見つかり、ついでに軟口蓋切除と鼻腔拡張もしたほうがいいという恐らく今日本でいちばんの心臓専門医にも執刀してもらう必要があった為、2ヶ月ほど延びましたが。
メスの避妊手術についてはいろいろ言われていますが、初ヒートの前だとほぼ完全に乳腺腫瘍が防げるとか。でも個人的には1回目と2回目のヒートの間がいいと思っています。根拠はありませんがヒートの前に避妊しちゃうとその後の成長を何か阻害しないかと思ってしまうので。避妊せず乳腺腫瘍になったら20針以上は縫う事になると思いますが、避妊手術だったら術傷もそれほど大きくありませんし回復も早いです(チビコは4針縫っただけでした)。
そして去勢避妊手術をした小型犬はシニア期に入ったときにほぼほぼ全部甲状腺機能低下症になると思ってください。このブログに登場するじいさまと熟女さんは晩年甲状腺機能低下症になりました。じいさまが去勢をしたのは7歳(AM.ch直子だった為)熟女は1回目と2回目のヒートの間でしたが共に晩年はチラーヂンをずっと服用していましたので。
そして今回のチビコさんの避妊手術にかかった費用は
術前検査と残存乳歯2本抜糸、マイクロチップ装着で5万円弱でした。
チビコさん避妊手術をする
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生後11ヶ月で初ヒートを迎えたチビコさん。
最初から避妊手術はするつもりでしたが、世間で主流の初ヒート前に手術をする事には抵抗があり初ヒートと2回目ヒートの間に手術をする事にしました。
チビコは左下と右上の犬歯の乳歯が残存していたので乳歯の抜歯とマイクロチップ挿入も同時にしてもらいました。以前は卵巣と子宮の両方を摘出する方法がメジャーだったそうですがここ10年で卵巣のみ摘出でも問題ないらしいという事でチビコさんも卵巣のみ摘出法になったので縫ったのは4針だけだったのでこっちがびっくり。
確か下の犬(熟女さん)の時は両方摘出したような。
抗生物質5日分と鎮痛剤2日分が処方されました。
まだ痛そうな顔をしているので可哀想ですが、シニアになってからの
手術だともっと大変だからね。
前庭疾患になりました
5月中旬の夜、突然腰砕けのようになり歩けなくなってその後嘔吐。
一旦収まるも翌日の午後またフラフラしてよく見ると水平眼振しているので
これは前庭疾患だなぁと思うがまだ自力で食べられていたので受診せず。
4日目に自力飲水飲食不可能になったので皮下補液をしてもらう。
5日目、6日目も皮下補液をしてもらい少しづつ食べるようになり
7日目にはほぼ寛解したかと思ったけど、10日目から眼振がはじまり
眼振と同時に頭も一緒に旋回運動をするようなひどい状態に。
皮下補液を再開しステロイド注射と脳圧降下剤(イソバイド)を開始。
15日目にようやくひどいめまいは収まり徐々に食欲も回復。
前庭疾患、結構重症だったかも。
入院こそしなかったものの看病しているこっちが気の毒になるほど可哀想でした。
まだ写真みたいに斜頸は残っていますがずいぶんと良くなりました。
プチライオンのてんかんその後、続き
3月に入って週に2回発作が起きたのでフェノバルビタールから
ゾニサミドに変更することになりました。
フェノバルビタールを1回に3/4錠服用していたのですが
最初はフェノバールの量をそのままでゾニサミドを追加(1回50mg)。
1週間して発作が起こらなかったので、フェノバルビタールを
1回1/2錠に減らしゾニサミドはそのままです。
切り替えを始めてから発作は起こっていないので、このまま無事に
切り替えられるといいな。
なんとなくですがゾニサミドの方が合っているのかもしません。
※フェノバルビタールはフェノバールの一般名
※同様にゾニサミドはエクセグラン、コンセーブ等の一般名